楽天で売られている乳液・フェイスクリーム348出品の商品名と商品説明を読んで、「乳液とクリームの両方がいるのか」に触れているかを数えました。
| その348出品は | 出品 | 割合 |
|---|---|---|
| 「乳液のあとにクリーム」と順番を書いている(🔴 3商品に集中・すべて同じメーカー) | 14 | 4.0% |
| 「これ1本で済む」と文の中で言っている | 6 | 1.7% |
| 🔴 どちらも書いていない | 328 | 94.3% |
🔴 上の3行は、同じ強さの数字ではありません。
いちばん下の 328出品(94.3%)は、348出品を数えた結果です。いっぽう上の 14出品は、商品にすると3つしかなく、3つとも同じメーカーでした(次の節で出します)。6出品のほうも6商品です。
∴ この記事が言えるのは「売り場のほとんどが何も言っていない」までで、「書いている側がどういう傾向か」は、この母数では言えません。
楽天市場APIで2026年10月28日に取得しました。集める語は「乳液」「フェイスクリーム」「保湿クリーム 顔」の3つだけで、「どっち」「違い」「両方」は集める条件に入れていません(その語で集めると、その語が書いてある出品しか集まらないためです)。商品説明が取れなかった1出品も、上の表の「どちらも書いていない」に入れています。なお集めた時点で、ポイント2倍以上か商品名にセールの表示があった出品が348件中46件(13.2%)ありました。この記事が数えているのは書いてある言葉であって値段ではないので、割合はセールの影響を受けません。ただし下に置いたカードの値段は、2026年10月28日の表示です。
「乳液とクリームは何が違うのか」の説明は、いくらでもあります。
この語でGoogleを引くと、1ページ目に並ぶ8件のうち3件がメーカーの公式コラム、1件が美容皮膚科のサイトで、どれも「乳液は水分が多く、クリームは油分が多い」という中身の話です。
けれど、買う前に止まっている人が知りたいのは中身の比率ではありません。自分は何本 買えばいいのかのほうです。
それが、売り場の348出品のうち20件にしか書いてありませんでした。
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順番を書いていた14出品は、3商品しかありませんでした
「化粧水や乳液の後にお使いください」のように、乳液のあとにクリームという順番を書いていた14出品を、商品名で束ね直すと、こうなりました。
| 商品 | 出品 | 店 |
|---|---|---|
| キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム | 9 | 6店 |
| ソフィーナ iP ゴールデンタイムリペア 深夜浸透クリーム | 3 | 2店 |
| キュレル シミ・ソバカス予防ケア フェイスクリーム | 2 | 2店 |
店の数を足すと 6+2+2=10 になりますが、重なりを除くと7店です。3商品のうち2つ以上を同じ店が扱っている場合があるためです(ladydrug・rakuten24・rakuten24-cosmetics の3店がそれに当たります)。
14出品は、3商品とも同じ会社の品でした
キュレルもソフィーナも、どちらも花王です。つまり 348出品のうち「乳液のあとにクリーム」と書いていたのは、1社の3商品だけでした。残り345出品には、その順番が1行もありません。
14という数字は、14通りの売り方があるという意味ではありません。同じ商品が、容量ちがい・セットちがい・店ちがいで何度も並んでいるだけです。
⚠️ これは「花王だけが正しい」という話ではありません。順番を書くかどうかは、その会社がそう書くと決めたかどうかで、商品の良し悪しとは別です。
キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム 40g(花王/ツルハドラッグ)
出品の説明に「使用方法 化粧水や乳液の後にお使いください。」とあります。この記事に置いたのは、順番を書いていた14出品のうちの1つだからで、中身の良し悪しで選んだものではありません。
自分の1本が「乳液のあと」なのかどうかを、商品ページだけで確かめられます
乳液を使っていない人には、この1本だけで足りるのかは書いてありません
「これ1本で済む」と言っていたのは6出品。機械の当たりは33出品でした
反対側も数えました。「オールインワン」「これ1本」「◯役」で機械が拾ったのは33出品。けれど、そのまま使える数ではありませんでした。
| 段階 | 残った数 | 外した理由 |
|---|---|---|
| 機械が拾った | 33 | — |
| 前後60字に句点が無いものを外す | 9 | 検索語の羅列の中にしか無かった(24出品) |
| 目で1件ずつ読んで外す | 6 | 下の3つ |
外した3出品は、こうでした。
- 句点はすぐ前の別の文のもので、当たり自体は語の羅列の中だった1出品
- 頭皮用のクリームで、顔の乳液・クリームの話ではなかった1出品
- 「オールインワンとして使えますか?」という問いに、「今お使いの美容クリームに置き換えてご使用ください」と答えていた1出品。これは「これ1本で済む」とは言っていません。むしろ逆です
🔑 33のうち27は、商品がそう言っていたのではなく、検索に引っかけるための語が並んでいただけでした。
マンダム ルシード 薬用パーフェクトスキンクリームEX 90g(サンドラッグe-shop)
出品の説明に「■商品説明(製品の特徴) ●顔・身体これ1品。」とあります。この記事に置いたのは、文の中で「これ1本」と言っていた6出品のうちの1つだからで、中身の良し悪しで選んだものではありません。
本数を増やさない形を、売り場の言葉として名乗っている数少ない1本です
乳液とクリームを分けて使いたい人には、これは違います
商品名で分かるのは、「どっちの品か」までです
どちらの品なのかは、ほとんど商品名に書いてあります。
| 商品名に | 出品 | 割合 |
|---|---|---|
| 「乳液」と書いてある | 116 | 33.3% |
| 「クリーム」と書いてある | 234 | 67.2% |
| 両方が書いてある | 15 | 4.3% |
∴ 売り場が答えてくれるのは「これは乳液です/クリームです」までで、「あなたに何本いるか」ではありません。
読者が困っているのは後者のほうです。
同じ商品が、名前では「保湿液」、説明では「クリーム」でした
数えている途中で見つけた形を、1つだけ書いておきます。
オルビスのトライアルセットは、商品名が「洗顔+化粧水+保湿液」なのに、同じページの商品説明は「洗顔料・化粧水・クリームの3ステップケア」と書いています(別の店の出品でも「洗顔料・化粧水・保湿クリームの3ステップケア」でした)。
🔑 同じ1品が、名前では「保湿液」、説明では「クリーム」と呼ばれています。
「乳液とクリームのどちらを買うか」で迷っている人にとって、ここは地味に困ります。呼び名は、売り場の中でも揺れています。
そして、この3ステップには乳液がありません。洗顔料・化粧水・クリームの3つです。
オルビス ユードット トライアルセット(洗顔料・化粧水・保湿液)
出品の説明に「洗顔料・化粧水・クリームの3ステップケアを約1週間分お試しいただける、トライアルセットです。」とあります(orbis-shop の出品)。別の店(0101marui)の出品では「洗顔料・化粧水・保湿クリームの3ステップケア」と書かれていて、2店とも乳液という語は使っていません。この記事に置いたのは、「乳液を含まない3点」という形が、この記事の問いにそのまま当たるからです。
何本いるかを売り場の言葉で決める代わりに、1週間ぶんの実物で自分で決められます
いま乳液を使っていて、それを続けたい人には、この3点とは別に乳液が残ります
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売り場で、どこを見ればよいですか
上の表の補足です。商品ページを開いたら、この順で見ると早く済みます。
| 見る場所 | 書いてあったら | 読み取れること |
|---|---|---|
| 使用方法の欄 | 「化粧水や乳液の後に」 | 乳液を使う前提で作られている(348出品中14件) |
| 商品説明の文 | 「これ1本」「オールインワン」 | 本数を増やさない前提(348出品中6件) |
| 商品名の末尾の語の並び | 「オールインワン」 | 🔴 何も読み取れない(検索語の羅列。24出品がこれ) |
| どこにも無い | — | 何も書いていないだけ(328出品/94.3%) |
⚠️ 「書いていない」は「どちらでもよい」という意味ではありません。書いていないだけです。
まとめ
- いちばん確かなのはこれ=348出品のうち、どちらにも触れていないのが328出品(94.3%)
- 「乳液のあとにクリーム」と順番を書いていたのは14出品(4.0%)。🔴 ただし商品にすると3つだけで、3つとも花王だった。∴「メーカーはこう書く傾向がある」とは言えない。言えるのは「この3商品はそう書いている」まで
- 「これ1本で済む」と文の中で言っていたのは6出品(1.7%)。機械の当たり33のうち27は検索語の羅列か別物だった
- 商品名で分かるのは「どっちの品か」まで(乳液116・クリーム234)。「何本いるか」は書かれていない
- ∴ 「乳液とクリーム、両方いるの?」は、売り場の表示では決まりません。決まるのは、自分の肌が1本で足りるかどうかのほうです
この記事が数えていないこと
「どちらのほうが保湿できるのか」は数えていません。成分や使用感を比べたものではなく、商品ページに何が書いてあるかだけを数えています。
また、「どちらも書いていない」328出品の中には、セット商品や詰め替えのように、そもそも使い方を書く場所が無い出品も含まれています。書く場所が無かったのか、書かなかったのかは、この数え方では分かれません。
数えたのは3つの語で並んだ348出品であって、売り場の全部ではありません。

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